ベトナムは豊かな自然、歴史、文化、グルメなど魅力豊かな国です。その中でも、現地在住8年の著者がおすすめしたいスポットをランキング形式で紹介します。

今回は自慢したくなる絶景スポット3選、褒められ歴史スポット3選（＋番外編）です。どのスポットもベトナムの魅力を最大限に感じられる場所で、写真映えも抜群です。

「ベトナムを満喫してきた」
「日本では見られない景色を見てきた」

と言えること間違いなしです。

おすすめ度（主観100％）、おてがる度、おすすめ場所、おすすめ時期、主要都市からのアクセスについてもまとめています。さっそく見ていきましょう。

ベトナム旅行で見逃せない！現地在住者が選ぶ絶景スポット3選

3位　ハロン湾：ベトナムを代表する絶景に感動しよう

ハロン湾とは、ベトナム北部にある湾で、1994年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。ハロン湾は、数千もの奇岩や島々が点在する壮大な景色が広がっています。

ハロン湾のオススメは、なんといってもクルーズです。

船から見るハロン湾の美しい眺めは最高です。大小2,000の岩が水面から突き出している神秘的な風景です。ハロン湾には、様々な形や色の鍾乳洞があり、水面をカヤックで漕ぎながら島々や洞窟を探検することもできます。

ハロン湾のおすすめの時期は、10月から12月です。この時期は、雨が少なく、気温も過ごしやすいですし、この時期は比較的空いています。

ハノイから約4時間の距離なので日帰りで行けますが、1泊すると堪能できます。

ハロン湾は、ベトナムの自然の美しさを堪能できる魅力的なスポットです。

2位　メコン川：豊かな自然と人々の暮らしに触れよう

メコン川とは、ベトナム南部にある、東南アジア最長の川です。一般にメコンデルタ（多くの支流や運河が広がる巨大三角州）として知られています。

イチオシはメコン川クルーズです。

メコン川クルーズでは、メコン川の水路を小舟で巡りながら、デルタ地帯の風景や人々の暮らしを見ることができます。小舟でうっそうと茂る密林の中をかき分けていくと、「東南アジアにきたなぁ」という気持ちになります。

ミトーのトイソン島は、メコン川の中洲にある町で、ココナッツキャンディーなどが有名です。工房を見学したり、体験したりすることができます。

メコン川は一年中緑豊かで、果物や花が咲いています。特におすすめの時期は、11月から2月です。乾季で雨が少なく、気温も過ごしやすいです。

ホーチミンからのツアーがたくさんあり、日帰りで楽しむことができます。

メコン川は、ベトナムの豊かな自然と人々の暮らしを感じることができる魅力的なスポットです。

1位　ホイアン：世界遺産の旧市街を楽しもう

ホイアンとは、1999年に世界文化遺産に登録されたベトナム中部にある古都です。ホイアンの旧市街には、中国、日本、フランスなどの影響を受けた建築や文化が残っています。

色とりどりのランタンが飾られたホイアンの街並みは、ベトナム旅行雑誌でもよく表紙になります（トップ画像）。特に夜、ランタンが浮かぶトゥボン川沿いを歩くと、異世界に来た気分になります。

毎月満月の夜に、ランタン祭りが開催されます。ランタン祭りでは、電気が消されランタンの灯りだけで街が照らされるので、ベトナムの伝統的な風景を楽しむことができます（もちろん祭りの日でなくても街の至る所にランタンが飾られて十分楽しめます）。

歴史的に日本との関係があり、日本人が建てた橋（通称・日本橋）はホイアンのシンボルとなっています。

ホイアンのおすすめの時期は、雨が少なく、気温も過ごしやすい2月から4月です。

ホイアンは、ベトナムの歴史と文化を感じることができる魅力的なスポットです。

ベトナムの歴史と文化に触れる！現地在住者が教える感動の歴史スポット

3位　戦争博物館とクチトンネル：ベトナム戦争について学ぼう

戦争博物館やクチトンネルを訪れると、ベトナム戦争について学べます。

ベトナム戦争（1955〜1975年）は、当初南ベトナムと北ベトナムの内戦でしたが、アメリカやソ連（現・ロシア）が参戦して両陣営の代理戦争となりました。悲惨な戦争が20年も続き、枯れ葉剤など悲惨な兵器が使用された戦争です。

戦争博物館では、ベトナム戦争の犠牲者や被害者の写真や物品、戦争に使われた兵器や車両、戦争の影響や反戦運動などを見学でき、戦争の残酷さや悲惨さや苦労を目の当たりにすることで、平和の尊さや戦争の無意味さを感じることができます。

クチトンネルは、ベトナム戦争中にベトコン（南ベトナム解放民族戦線）が掘った地下トンネルの総称です。約250キロメートルに及ぶトンネルは、戦闘や移動、生活などに利用されました。トンネルの一部は観光客に開放されており、当時の生活を体験することができます。

どちらもホーチミン市内（クチトンネルは中心部から1時間）の距離にあり、アクセス良好です。

戦争博物館とクチトンネルは、ベトナム戦争を通してベトナム人の歴史や背景を知ることができる、心に残るスポットです。

2位　フエ：ベトナム最後の王朝の遺跡に魅了されよう

フエは、ベトナム最後の王朝であるグエン朝（1802年〜1945年）の首都でした。グエン朝の王宮や寺院、墓など「フエの建造物群」は世界文化遺産に登録されています。

フエの中心にあるグエン朝王宮（フエ王宮）には、グエン朝の皇帝が住んでいた宮殿や政庁、祭壇などが集合しています。

フエの周辺には、様々なスタイルや装飾が施されたグエン朝の皇帝や王族の墓が点在しており、皇帝や王族の人生や思想や文化を知ることができます。

フエを歩くことで、ベトナムの歴史や伝統的な建築、芸術、宗教を感じることができます。

1位　ホーチミン：ベトナム最大の都市を満喫しよう

ホーチミンは、ベトナムの最大の都市であり、経済や文化の中心です。ホーチミンでは、ベトナムの歴史や文化だけでなく、外国の影響や現代の発展も見ることができます。ホーチミンは、多様で活気あふれる都市です。

ホーチミンは「東洋のパリ」と呼ばれ、フランス統治時代の影響が残る都市です。ベンタイン市場や統一会堂、オペラハウスなどのスポットでは、ホーチミンの歴史や文化の変遷や多様性を感じることができます。

サイゴンスカイデッキ、ランドマーク81などのスポットへ行くと、ベトナムの近代化と国際化の姿を見ることができます。

ホーチミンではバイクの多さに驚くでしょう。自動車が増えていますが、庶民の足は今も昔もバイクです。ラッシュ時間の大通りを渡れたら、あなたはもうベトナム人⁈になれるかもしれません。

ベトナムの「現在地」と歴史の変遷など、全部が詰まっているのがホーチミンです。

番外編：カオス？ベトナムのテーマパーク

サンワールド・バーナーヒルズ：”映える”テーマパークで遊び尽くそう

サンワールドとは、ダナンの山の上にある巨大テーマパークです。美しい景観とユニークなアトラクションがあります。

中でも「ゴールデンブリッジ」はまるで巨人が金の糸を持っているように見えることから、「映えスポット」として世界中から注目されました。

そのほか、世界最長のケーブルカー、フランス村（フレンチヴィレッジ）、アトラクションやショーなど盛りだくさんです。

「映え」を狙うなら、サンワールド・バーナーヒルズはありかもしれません。

スイティエン公園：ベトナムの奇妙なテーマパークに驚こう

スイティエン公園とは、ホーチミンにある「なんでもあり（巨大プール、遊園地、動・植物園など）」の巨大テーマパークです。

コンセプトはベトナムの仏教や神話の世界観です。巨大な仏像やドラゴン、ユニコーンなどの奇妙なオブジェがあり、なんともカオスです。

そんな中でおすすめなのは「ワニ釣り」です。

園内には約10,000匹のワニが飼育されており、先に腐肉のついた釣竿で、巨大なワニと対峙することができます。ワニが大きな口を開けて腐肉に喰いつきます。

その迫力は一見の価値ありです。

残念ながらワニは重過ぎて釣れません。またワニはワシントン条約で保護されているため、園内で販売されているワニ革は日本へ持ち込むためには許可書が必要です。

スイティエン公園は、ベトナムのテーマパークの中で最も独特な雰囲気を持っている公園です。

まとめ

この記事では、ベトナムでおすすめのスポットを、現地在住者の視点からランキング形式で紹介しました。

ベトナム旅行で見逃せない！絶景スポットなら…
3位　ハロン湾：ベトナムを代表する絶景に感動しよう
2位　メコン川：豊かな自然と人々の暮らしに触れよう
1位　ホイアン：世界遺産の旧市街を楽しもう

歴史と文化に触れる感動スポットなら…
3位　戦争博物館とクチトンネル：ベトナム戦争について学ぼう
2位　フエ：ベトナム最後の王朝の遺跡に魅了されよう
1位　ホーチミン：ベトナム最大の都市を満喫しよう

番外編！テーマパークなら…
サンワールド・バーナーヒルズ：”映える”テーマパークで遊び尽くそう
スイティエン公園：ベトナムの奇妙なテーマパークに驚こう

ベトナムは、絶景や歴史・文化などさまざまな魅力が詰まった国です。ベトナム国内旅行を計画する際には、あなたに合ったスポットを選んでみてください。

この記事があなたのベトナム国内旅行のお役に立てば嬉しいです。