近年、急激な経済成長をしている国ベトナム。観光はもちろん、出張などのお仕事で訪越する方も増えてきています。
そういったことから、インバウンド向けの宿泊施設も多種多様になりどんなホテルに泊まればいいか悩まれる方もいらっしゃいますよね。ベトナムでの滞在中、日本人にとって快適な宿泊先を見つけることはとても重要なことです。
この記事では、ベトナム在住の筆者が2024年版の最新情報をもとに、日本人が安心して泊まれる宿を幅広く15コ紹介します。
日本人が泊まりやすいベトナムの宿の種類
まず初めに、本項ではベトナムで日本人が泊まれる宿泊施設の種類について説明していきます。
予算や観光スタイル、ビジネスの訪問など人によって合うホテルは異なると思いますので、是非参考にしてみてください。
ゲストハウス -バックパッカー向け低コストの宿-
価格帯 | 200,000VND〜800,000VND(1,200〜7,200円程度) |
特徴 | ドミトリー部屋がある、ローカル感が溢れる宿 |
どんな人におすすめ? | とにかく安価、現地での出会いを大切にしたい人 |
ゲストハウスは、同じ部屋のベッドを共有して泊まるドミトリータイプが主な小規模宿泊施設を指します。数は少ないですが、シングルなどの個室があるゲストハウスもあります。日本でいう民宿に近く、オーナーさんや他の宿泊客との交流を楽しめるアットホームなスタイルです。
中級ホテル -ビジネスマン向けのシンプルなサービス-
価格帯 | 1,200,000VND〜2,000,000VND(7,200〜12,000円程度) |
特徴 | シンプルなサービスで比較的に安価。 |
どんな人におすすめ? | 出張者の方、安価だけどある程度信頼のある宿に泊まりたい方。 |
ホテルは、洋室を主とした大型宿泊施設のことを指します。本記事では主にビジネスホテルとしてご紹介していきます。必要な清潔さと、安全を確保できるホテルです。
高級宿 -ジムやスパが完備のリゾートホテル-
価格帯 | 2,000,000VND〜 (12,000円程度から) |
特徴 | 4〜5つ星ホテル、朝食、カフェ、レストランなど完備 |
どんな人におすすめ? | 日本と同様以上のサービスを受けたい、ベトナムでゆっくりした滞在を予定している人 |
ホテルの中でも、ジムやプールなどが完備された高級ホテルもベトナムにはたくさん存在しています。トラブルが起きた際の対応なども安心でき、優雅な滞在を満喫できます。
日本人に人気の宿の共通点
価格帯は異なれど、日本人から人気を得ているの宿の共通点とはなんでしょう?
それは日本語が通じる、適度な清潔感、ある程度のクチコミがあることではないでしょうか。
トラブルに遭った際に、難しい英語が話せる自信がない方でも、日本語が通じれば安心できますよね。
また、写真を見て滞在を決めても、いざ訪問してみると清潔感がなく期待外れだったという経験はできたらしたくないはず。
近年ではホテルの予約サイトやGoogleのクチコミにも率直な意見が書かれているので参考にしながら選んでみてください。
【都市別】おすすめのゲストハウス
ベトナム北部 -ハノイ-
Tony House
1階にはカフェがあり、日本人が経営するゲストハウスです。2階は日本人のパーソナルジムもあります。タイ湖の辺り位置し、交流を楽しみながら穏やかな滞在ができるのが魅力ですね。
・公式HP:トニーハウス
Tomodachi House -トモダチハウス-
タンロン遺跡から徒歩圏内の位置にあるゲストハウス兼ホステルです。日本語が通じるので安心して泊まれる上に、観光地よりアクセスがしやすいのがポイント。公式HPは無く、各予約サイトか店舗に直接連絡して宿泊予約をする必要があります。
・トモダチハウスのGoogle Map
ベトナム南部 -ホーチミン-
兎屋 -Usagiyah Hotel & Gest house-
現在ベトナムで唯一日本人が常駐してくれるゲストハウスとなります。2017年より営まれ、ベトナムに一人旅に来られる方々でお世話になった人も多いかもしれません。女子専用のドミトリー室もあり、女性も安心して利用ができる宿泊所です。ドミトリーは、年齢制限※1があるので利用の際はご注意ください。
※1 学生シーズン:29歳以下、通常シーズン:39歳以下のみドミトリーの宿泊可能
公式HP:兎屋 Hotel &GestHouse
【都市別】おすすめの中級ホテル
ベトナム北部 -ハノイ-
東屋ホテル -ハノイ-
ハノイ市内に4店舗を構える日系ホテル。露天風呂付きのホテルとして在住民からも強い支持を受けています。日本語も通じるので安心して泊まれるのでおすすめです。
公式HP:東屋ホテル
さくらホテル -SAKURA Hotel-
ハノイ市内に3店舗を構える日系ホテル。お風呂付きで半露天風呂が楽しめます。日本語ももちろん通じ、日本人街にアクセスしやすい立地となります。
公式HP:さくらホテル
KURETAKE INN -日系大手ホテルチェーン-
キンマー通りに位置する日系ホテルです。タイやインドネシアにも店舗を持ち、日本国内でも40以上の店舗がある有名チェーンです。男性・女性ともに大浴場があるので旅の疲れも癒せるホテルです。
公式HP:KURETAKE INN
MOMIZI ホテル -日本人街の好立地-
ハノイ・ハイフォン・ハイズオンといったベトナム北部3都市に店舗を構える日系ホテルです。ハノイ最大級の露天風呂が売りで、日本語が堪能なスタッフがいるので安心して宿泊が可能です。
公式HP:MOMIJIホテル
ベトナム中部 -ダナン-
東屋ホテル -ダナン-
リゾート観光名所で知られるダナンにも1店舗を構える東屋ホテル。ダナン店の展望露天風呂は、海も見えるので、温泉に浸かりながらダナンの大自然に触れることができます。
公式HP:東屋ホテル
グランヴィリオシティ・ダナン -ルートイングループ-
ルートイングループの日系ホテルです。市内中心部に位置するので、出張にも旅行にも利用しやすいところが魅力。大浴場もついていて、日本のクオリティでステイ可能です。
公式HP:グランヴィリオシティ
ベトナム南部 -ホーチミン-
相鉄グランドフレッサ サイゴン -相鉄ホテルグループ-
日系の相鉄ホテルグループによるホテルです。全室シモンズの高級ベッドが設置されており、良質な睡眠をとることができるでしょう。また、和食が充実した朝食や、銀座有名料亭の料理長が手掛けた本格和食ディナーも楽しめる魅了満載のホテルです。
公式HP:相鉄グランドフレッサ
東屋ホテル -ホーチミン-
ハノイ、ダナンに引き続きホーチミンの店舗も同様におすすめの東屋ホテルです。ベトナム全土に展開されているチェーンだからこそ安心して泊まれるホテルになります。
公式HP:東屋ホテル
【都市別】おすすめの高級ホテル
ベトナム北部 -ハノイ-
Hotel Du Parc Hanoi -日本人からの信頼が厚い-
元々はニッコーホテルだった同ホテルですが、2019年に「ホテル・ドュ・パルク」としてブランド変更が行われました。現在も大手日系企業により運営されており、ハノイ市内の日本人から絶大なる信頼を得ているホテルです。併設のカフェやレストランの評価も高く、まず外さないシックなホテルです。
公式HP:Hotel Du Parc Hanoi
ベトナム中部 -ダナン-
ダナン三日月 -あの藤井棋聖が訪れた-
2023年6月に藤井棋聖と佐々木七段により行われた「棋聖戦」の会場にもなった話題の日系ホテル。屋上のルーフトッププールは、海とダナン市内を一望できる爽快なスポットとなります。また、ダナン最大規模のビーチクラブを持ち、現在幅広い層から注目されているホットなリゾートホテルです。
公式HP:ダナン三日月
ザ・ブロッサムリゾート・アイランド -オールインクルーシブでゆったり-
本リゾートホテルも日系が営む宿泊施設です。90分のスパ付き、朝食やレストランの利用がすでに料金に組み込まれているオールインクルーシブとなります。日本式露天風呂も完備されており、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
公式HP:ザ・ブロッサムリゾート・アイランド
ベトナム南部 -ホーチミン-
ホテル・ニッコー・サイゴン -日本の大手ホテルチェーン-
五つ星の日系ホテルです。ニッコーホテルのレストランは、ベトナム在住の日本人からもお墨付き。年末年始には、おせちを食べにわざわざ宿泊しにくるほどの評価です。ラグジュアリーで落ち着いた室内で非日常を味わってみたくなりますね。
公式HP:ニッコー・サイゴン
まとめ
本記事では、日本人が利用しやすいゲストハウス・ビジネスホテル・高級リゾートホテルについて紹介していきました。
東南アジアの中でも、比較的に治安が良く、物価も安いことから日系ホテル企業も多く進出してきています。皆様の旅のスタイルに合わせて、安心で居心地の良いベトナム滞在をするためのお力になれていたら幸いです。