お土産選び・ベトナム料理づくりに参考にしたい!ベトナムの調味料一覧

ベトナム現地生活情報

ベトナム料理は日本人にとっても食べやすいものが多く、ファンだという方もたくさんいるのではないかと思います。
例えば、生春巻きやフォー、バインセオなど、聞いたことがある、食べたことがある人も多いはずです。

そんなベトナム料理、一体どんな調味料で味付けがされているのか気になりませんか?

日本料理といえば醤油や味噌、みりんが主役の調味料ですが、ベトナム料理でも主役の調味料が存在します。

今回は、ベトナムの調味料をお土産にしたい方、ベトナム料理を知ったり、作ってみたい方に向けて、定番・おすすめの調味料をご紹介します。

ベトナム料理の特徴

ベトナム料理は、使用する調味料が独特なので、使う素材が違っていても実は、調味料さえ合わせれば同じような味になると言われています。

スパイスをたくさん使っているようなイメージがある方もいると思いますが、実はベトナム料理ではそんなにスパイスは使用しません。
牛出汁や鶏出汁、調味料での煮込み料理がベトナム料理の基本になっています。

そして、ベトナムの味付けは食べるときにそれぞれが付け足す場合が多くあります。
春巻きにもつけダレがありますし、フォーにも追加で加える調味料がテーブルには置かれています。

このように味の調整ができるようになっているため、日本人にとっても食べやすくなっているのです。

調味料がお土産にぴったりのワケ

ベトナムの調味料は日本ではなかなか見つけられないものも多く、見つけられたとしても現地で購入する価格の2倍以上で販売されていることが多いようです。

また、日本料理で使えるものも多いため、お土産に買って帰ると大変喜ばれます。
知らない調味料を使って料理に挑戦してみる楽しさが生まれますよね。

ベトナムでは、どの調味料も1万ドン〜5万ドンくらいで購入できますので、ばらまきのお土産用にも便利です。

クセのあるものから、万人受けする使いやすいものまでご紹介しますので、ぜひお土産やお料理の参考にしてください。

ベトナム調味料おすすめ8選

※参考価格、撮影写真はハノイ市内スーパーマーケットのものになります。
 季節や場所により、価格は異なる場合がありますので、参考程度にご活用ください。

ヌクマム(魚醬)/ Nước mắm

筆者撮影

ヌクマムはベトナム調味料の定番です。

小魚を発酵させた魚醤で、タイのナンプラーと似た味をしていますが、実は原料になる魚の種類が異なります。

魚の濃厚な香りがする調味料で、日本人の中では好きな人と嫌いな人がはっきり分かれます。

原液では味がとても濃いので、炒め物に入れたり、水や砂糖、唐辛子で味を整えて煮物に使用します。
ヌクマムはほぼ全てのベトナム料理に使用されています。

お土産にぴったりの小さいサイズも販売されています。
このサイズだと嵩張らずにたくさん持ち帰ることができそうです。

筆者撮影

商品一例:CHIN-SU nam ngu
販売価格目安:36.000VND

ヌクトン / Nước Thương

筆者撮影

ヌクトンは聞いたことのない人が多いと思いますが、ベトナムの醤油で、こちらもベトナム家庭には必ず置いてあります。

日本で野菜炒めなどに使用しても美味しく、ヌクマムよりは味が濃くないので、そのままつけダレとしても使用できます。

日本の醤油よりもコクが深く、甘みがあるのが特徴です。

スーパーマーケットに行くと、日本のように淡口、濃口が見つけられます。
(黄色いボトル:淡口 赤いボトル:濃口)

商品一例:maggi  THANH DIU(淡口醤油)
販売価格目安:15.800VND

スイートチリソース / Nước chấm

筆者撮影

生春巻きにつけることでも有名なチリソース。
ヌクマム、ライム、唐辛子、ニンニク、砂糖などを混ぜ合わせた甘酸っぱいタレです。

大人から子供まで食べられて、春巻きはもちろん、サラダやエビの炒め物などに応用ができます。

ヌクマムだけでは食べることが難しい人もスイートチリソースなら食べられる場合がありますので、比較的万人受けするお土産にすることができます。

商品一例:CHIN-SU nam ngu
販売価格目安:36.000VND

チリソース / Tương ớt

筆者撮影

先ほどご紹介したスイートチリソースとは違い、辛いチリソースです。

辛いものが好きな方にとっては、非常に嬉しいお土産にできると思います。

ベトナムでは、フォーやバインセオと一緒に出てくることが多いのですが、筆者は必ず途中で付け加えて味変します!

そこまで辛味は強くなく、酸味があってさっぱりしているのが特徴です。

お酒にも良く合うので、えびせんやスルメイカなどのおつまみをチリソースにつけて食べるのもおすすめです。

商品一例:Cholimex
販売価格目安:14.300VND

青唐辛子ペースト

筆者撮影

青唐辛子で作られた鮮やかな緑のペーストも近年注目を集めています。

見た目にも珍しいのですが、辛味もキリッとしていて、お肉や海鮮料理に非常によく合います。

出典:メーカー公式ホームページより

こちらの写真の商品はレモン風味なので、さっぱりした辛味を感じられます。
辛いもの好きな方におすすめのお土産です。

商品一例:DASAVI
販売価格目安:21.600VND

ライム塩 / Muối tiêu chanh

筆者撮影

ライム塩はどんな方にも広く喜んでいただける調味料の一つです。

味も想像しやすいと思いますが、さっぱりとしたライムの酸味がある塩です。
お肉や海鮮料理、サラダにも使えます。

価格も非常に安いため、大人数に向けてばら撒き用のお土産にするのにもぴったりです。

商品一例:Cholimex
販売価格目安:9.900VND

唐辛子塩 / Mười ốt

筆者撮影

こちらはなかなか日本では使わない、唐辛子入りの赤い塩です。

ベトナムでは、ポメロ(大きなグレープフルーツのような果物)やグァバ、まだ硬いマンゴーなどの酸っぱいフルーツと一緒に出てくることが多いです。

日本でもスイカに塩をかけることがありますが、それと同じようにフルーツの甘さを引き立てる役割として主に使用されています。

筆者はフルーツにかけるのが苦手なので、サラダや浅漬けに使っています。

こちらも低価格で嵩張らないので、ばら撒きお土産に使えます。

商品一例:Natas
販売価格目安:16.200VND

エビ塩 / Muối ớt tôm

筆者撮影

こちらも塩に味付けをした調味料です。
ベトナムにはさまざまなスパイス塩が売られているので、ぜひ色々試してみましょう。

エビ塩はエビの旨味がついた塩で、日本料理でも使いやすい味になっています。

味付き塩の感覚で、料理に海鮮の風味やコクを出したいときに使用してみてください。

商品一例:DOXACO
販売価格目安:20.700VND

こしょう / Tiêu

筆者撮影

あまり有名ではないかもしれませんが、実はベトナムは胡椒の生産が世界で一番多い国です。

世界の胡椒生産のうち40%はベトナムが占めており、市場シェアは60%を超えると言われています。

そのためベトナムでは、黒胡椒、緑胡椒、白胡椒、粉末胡椒、漬け胡椒など、さまざまな種類の胡椒が生産されており、スーパーマーケットでも種類豊富に取り揃えられています。

ホール胡椒も日本で購入するとなると価格が少し高くなりますが、ベトナムでは安く購入することができます。

胡椒が嫌いな人はなかなか珍しいと思いますので、どんな人にも喜んでもらえるお土産にするにもおすすめです。

筆者撮影

商品一例:Vipep(ホワイトペッパー)
販売価格目安:26.500VND

まとめ

今回は、ベトナムの調味料について詳しくご紹介しました。

ベトナム料理がなんとなく好きだけど、どんな味付けになっているのか知らないという方は意外と多いはずです。

ベトナムの調味料の主役はヌクマムで、日本と同じように醤油もよく使用されます。

ヌクマムは少しクセがありますが、好きだという方はぜひ本場ベトナムで購入してみてください。
醤油は日本のものに比べると甘みが強く、コクがありますが、炒め物やつけダレなど、幅広く使うことができます。

その他、塩や胡椒など、ベトナムらしさがありつつも使いやすい調味料も、日本より安く手に入れることができます。

調味料はそこまで嵩張らないサイズで価格も安いので、日本へのお土産にぴったりです。
今回の一覧を参考に、相手の好みを考えながら、お土産選びをしてみてください。

今回の内容が、ベトナムに来られる方や住まれる方にとって、ベトナムの調味料を知るきっかけになっていますと嬉しく思います。

現地在住ライター紹介
この記事を書いた人
ベトスカウト応援スタッフ「Kana」

現在は夫の帯同でベトナム・ハノイ(ホータイ区)に在住。3児(小学生~2歳)のママ。
大阪市立大学商学部を卒業後、大手百貨店総合職で勤務。WEBライター歴6年。

2018年より経営したキッズスペース兼ワークショップスペースを2023年にM&Aにて売却。

好奇心旺盛で多趣味なことには自信あり。
ベトナム、ハノイの情報を主婦目線、ママ目線でお届けしていきます!

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