常夏のホーチミン、雨季はホーチミンをも凌駕する暑さを誇るハノイ。
どちらに住んでいても、たまには火照った体を癒すデザートが食べたくなりますよね。
ベトナムのかき氷と呼ばれる「チェー」も、もちろん美味しいですが、真夏には食べ慣れた氷がたっぷりの冷たいかき氷を欲する時もあるのではないでしょうか?
本記事では、ホーチミン・ハノイともに在住歴のある筆者が「ベトナムで食べられるかき氷のおすすめ店舗」について紹介していきたいと思います。
1. ベトナムのかき氷文化
ベトナムでは、大きく分けて3タイプのかき氷が食べられます。本記事では、日本風、韓国風のかき氷を主に紹介していきますが、ベトナム風のかき氷と呼ばれるチェーも夏におすすめのデザートですので是非チェックしてみてください。
①日本風かき氷
特徴 | 氷を削って作られる。 |
かき氷の発祥地として知られているのが日本。氷を削って作り、あずきやわらび餅、フルーツなどとシロップでトッピングされているのが特徴。甘い素材が氷と中和されて、素朴な美味しさを楽しめます。
ベトナムでも在住日本人が経営する日本風かき氷店がいくつか出店されており、元祖として世界中で日本のかき氷が愛されています。
②韓国風かき氷(ピンス)
特徴 | ミルクを凍らせて削って作られる。 |
日本のかき氷を進化させたものが韓国風かき氷のピンスです。日本のかき氷と大きく違う店は、牛乳を凍らせて削っているところ。氷時代がミルクのほのかな甘みを持っていて、フルーツやシロップとの相性が抜群です。
ベトナム在住の韓国人も多く住んでいることから、韓国風かき氷(ピンス)や日本風かき氷のお店も数多く存在します。
③ベトナム風かき氷(チェーなど)
特徴 | 杏仁豆腐のようなベースの汁に氷を足して食べる。 |
ベトナムでは、チェーというスイーツがベトナム風のかき氷と呼ばれており、氷を足しながら冷たくして食べるのが一般的。冷たいチェーは南部が主流で、北部では季節によって暖かいチェーも多く出回ります。
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2. ホーチミンのかき氷のおすすめ店舗
1区エリア
Morico -現代的で質の良い甘味を味わえるJapanese Cafe
モリコのコンセプトは「現代的な日本のライフスタイルレストランカフェ」。ホーチミンの街中で洗練された日本のカフェ文化を楽しめます。玄米茶、ほうじ茶、抹茶など日本のお茶に合う様々なデザートが食べれます。ホーチミンでは店舗もどんどん増えており、根強い人気を持っています。是非ともハノイにも出店して欲しいですね…
・Moricoの1区のMap情報
Snow Bings -食感が良い!韓国で流行した糸ピンス-
このお店では、一見変わった形をした糸ピンスと呼ばれるかき氷が楽しめます。韓国風のかき氷で、ミルクを凍らせて削っており、食感がたまらなく良い!と口コミがどんどん広がっているお店。タピオカやフルーツが盛られていて、様々な食感を楽しめそうですね。
・Snow BingsのMap情報
Bingsuya Coffee -ボリュームが満点な韓国かき氷-
韓国料理も提供されるレストラン&カフェ。ホーチミン中心地である1区で韓国式のかき氷が楽しめます。かき氷のトップにはアイスクリームも載せられていて、満足感が得られるピンスです。
・Bingsuya CoffeeのMap情報
Sul Bingsu -かき氷よりフルーツがメイン?!な韓国ピンス-
同じく1区で韓国式のかき氷が食べられるお店。フルーツたっぷりのかき氷で、喉がカラカラになる常夏のホーチミンにぴったりのメニューがあります。フルーツだけでなく、わらび餅もトッピングされているものもあり、和洋を一気に楽しめるのは嬉しいポイントですね!
・Sul BingsuのMap情報
ビンタイン区
富士茶寮(FUJI SARYO) -日系のかき氷店-
日本が資本で経営をしているかき氷店。機器も日本製のものを使用しています。氷は赤ちゃんが食べても問題のない超軟水を使用していて安心で美味しい日本風のかき氷が食べられます。季節限定のフレーバーが豊富で、行く時期によって飽きずに楽しめるところが魅力。何故か盛岡冷麺も食べられるので、甘い味に飽きた際にはご賞味あれ。
・富士茶寮のMap情報
7区エリア
Tuyet Hoa -Seol Hwa Bingsu-
ホーチミンの韓国人街に位置する7区にあるピンス屋さん。韓国人オーナーが営んでおり、本格的な韓国かき氷がいただけます。種類が豊富な上、サイズがとにかく大きいのでシェアして食べるのがおすすめ。筆者はストロベリー、きな粉のわらび餅フレーバーがお気に入りです。
・Tuyet HoaのMap情報
3. ハノイのかき氷のおすすめ店舗
バーディン区、ドンダー区
Delica-Hans -Lotteホテルハノイのカフェ-
ロッテホテルハノイの中にあるベーカリー&カフェで、かき氷がいただけるのをご存知でしたか?ロッテ地下のスーパー横にあるパン屋さんがこのDelica-Hansなのですが、イートインコーナーでデザートやコーヒーもいただけるんです。お買い物のついでに人休憩してみるのも良いかもしれませんね。
・Delica-HansのMap情報
Arigatou Cafe -日本人経営のありがとうカフェ-
ハノイで唯一日本式のかき氷が食べられるカフェです。日本人や日本を知りたいと思ってくれるベトナムの方の出会いの場として開かれたお店で、アットホームな雰囲気を醸しています。お茶漬けやおしるこなどの軽食もいただけ、なんだか懐かしい気持ちになれるカフェです。
・ありがとうカフェのMap情報
The Bingsu -パン・クロッフルもいただける韓国風かき氷カフェ-
サラサラでふわふわなかき氷が食べられるだけでなく、クロッフル※1などのパンも購入できるカフェです。ついでにパンまで買えるのは魅力的ですね。かき氷の味は、マンゴー、ブルーベリーのフレーバーが特に人気のようです。
※1 クロワッサンとワッフルを合わせた造語
・ドンダー店、タイムズシティ店のMap情報
ナムトゥリエム区(ミーディン)、タインスアン区
The Hive Lounge -インターコンチネンタルホテル内のカフェラウンジ-
ミーディン区にあるインターコンチネンタル内のラウンジ&カフェです。アフターヌンティーで有名ですが、夏季のかき氷もまた絶品です。クラシックピアノの生演奏を聞くこともでき、優雅なティータイムを満喫することができるのでオススメです。
・The Hive LoungeのMap情報
Yeha Cafe Fivestar -本場韓国人街にあるかき氷-
韓国人街にあるYehaカフェは、本場の韓国ピンスをいただけます。チーズキンパ(海苔巻き)やワッフルなど様々なメニューがあるので、甘いものとしょっぱいものをエンドレスでいただけてしまいそう。最近ではその人気から、3店舗を展開しています。看板も黄色く目立つのですぐに見つけられると思います。
・Fivestar店、ミーディン店、Goldmark City店のMap情報
Cafe Noble Moment -韓国風かき氷?それともベトナム風かき氷?-
ミーディン区よりに位置するタインスアン区のカフェ。韓国風のかき氷ですが、ベトナムで食べられるフルーツをふんだんに使用したメニューも。韓国×ベトナム風なかき氷をいただけるのでいろいろ試してみたい方は是非。
・Noble MomentのMap情報
コウザイ区(Cầu Giấy)
The Better -韓国風ピンスや台湾の紅茶も飲める-
生乳のかき氷は無糖で作られており、フルーツやソースが程よい甘みをプラスしてくれます。台湾風のティーも飲め、可愛らしい空間のカフェで女子会がはかどること間違い無しです。
・The BetterのMap情報
Macada Coffee & Bingsu -小さいサイズのかき氷が食べられる-
こちらも韓国風かき氷なのですが、他店と違うのはサイズ感。韓国のかき氷は2人以上で分ける前提なで大きなサイズが多いですが、マカダコーヒーのピンスは小ぶりなものもあるので、一人で食べきれそうなのも嬉しいですね。友達と訪問しても違う種類を楽しめるのではないでしょうか。
・Macada Coffee & BingsuのMap情報
HATA Dessert Cafe -ベトナム北部に展開!-
ハイフォンに本社があり、ベトナム北部に10店舗を構えるチェーン店です。緑色がイメージカラーのようで、店内も洗練かつスウィートな雰囲気を持っています。比較的に安価な価格帯で、学生からも人気を博しています。
・コウザイ店、タインスアン店、ハドン店、リンダム店のMap情報
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?
ベトナムで食べられるかき氷は、日本・韓国のかき氷が特に人気を持っています。特に韓国のかき氷であるピンスは、大人数で分けて食べれることから、若者たちからも支持を得ているようです。
とんでもなく暑いベトナムの夏は、ひんやりするかき氷を食べて乗り切っていきましょう!