ベトナム暮らしの魅力と注意点を在住者が解説!【日本人向け】

ベトナム現地生活情報

「ベトナムは日本の生活より不便なイメージだけど、実際はどう?」
「ベトナムって暮らしやすいの?暮らしにくいの?」
「ベトナム在住者の、生の意見を聞いてみたい」

ベトナム暮らしの魅力、メリット・デメリット、注意点、落とし穴などを在住8年の筆者が解説します。ベトナムの生活と日本の生活を8つの要素で比較してみましょう。

1.衣
2.食
3.住
4.買い物
5.お金
6.通信
7.交通
8.人間関係

  1. 1.「衣」事情|ベトナムでは薄着で過ごせる期間が長い
    1. ◎◎暑いから薄着で過ごせる
    2. ▲▲熱中症やデング熱に気をつけよう!
  2. 2.「食」事情|ベトナム料理も日本食も豊富
    1. ◎◎おいしい食事がたくさんあります。日本食も豊富。
    2. ▲▲外食するなら食中毒に気をつけましょう!
  3. 3.「住環境」|ベトナムなら同じ家賃で日本より贅沢できる
    1. ◎◎日本の都市圏の家賃で良い家に住むことができる
    2. ▲▲自宅トラブルは日常的
  4. 4.「買い物」|ベトナムで日本のものが手に入りやすくなった
    1. ◎◎日本のものが手に入る。日系コンビニ、スーパー、ショッピングセンターが増えている
    2. ▲▲こだわりのあるものは持ち込もう!
  5. 5.「通信」|ベトナムはインターネット料金が安い
    1. ◎◎インターネット料金がリーズナブル
    2. ▲▲場所や時間帯によってインターネットが繋がらない/繋がりにくいときがある
  6. 6.「お金」事情|貯金もプチ贅沢もできる
    1. ◎◎貯金しながらプチ贅沢もできる
    2. ◎◎自炊して貯金に全集中も可能
  7. 7.「交通」事情|タクシー、バイクタクシー、バスが安い
    1. ◎◎移動料金が安い。バス、タクシー、LCCも充実
    2. ▲▲歩行者は弱者…
    3. ▲▲バスは乗客が乗り降りするとき止まってくれない?
  8. 8.「人間関係」|日本では出会えない友人が見つかる
    1. ◎◎孤立しないよう居心地の良いコミュニティを見つける
  9. ベトナムは暮らしやすいかー結局は「楽しむかどうか」

1.「衣」事情|ベトナムでは薄着で過ごせる期間が長い

◎◎暑いから薄着で過ごせる

ベトナム暮らしの良いところは、薄着で過ごせる期間が長いことです。
ベトナム南部では1年中、北部では2/3は30度前後になります。

日本は四季があってきれいですが、季節ごとに服を衣替えしなければいけません。季節の変化が目まぐるしいので、いつも次の季節の衣服を準備をしています。

ベトナムでは1年を通して気候があまり変わらないので、服の準備や収納が楽です。気候変化が少ないと予想以上にストレスが減ります。朝の準備は簡単ですし、収納棚はコンパクトです。衣替えは不要、冬服を買ったりクリーニングしたりする必要がありません。

ベトナムの多くの日本企業では、半袖のワイシャツで仕事をします。ネクタイやスーツはあまり着ません。(もちろん冠婚葬祭やイベントなどスーツを着用することもあります。)

私は日本ではよく頭痛や風邪をひいていましたが、ベトナムに来てからはほとんどなくなりました。季節の変化が体に負担をかけていたのかもしれません。

薄着で暮らせるのはベトナム生活の大きなメリットです。

▲▲熱中症やデング熱に気をつけよう!

ベトナムは暑いので、熱中症やデング熱になりやすいのが悪いところです。

ベトナムは熱帯気候なので、日中は太陽が強くて、外に出ると熱中症になることがあります。短時間の外出や移動でも熱中症になることがあります。こまめに水分補給をし、日傘や帽子をし、休息をとりましょう。

ベトナムではデング熱という蚊が媒介する病気があります。デング熱になると高熱や関節痛などの症状が出ます。田舎に行くときは、虫除けスプレーなどで蚊に刺されないようにしましょう。

私はベトナムに来てから、熱中症になったことが何回かあります。一度は仕事中に倒れてしまいました。デング熱にはなったことはありませんが、知り合いがなって入院したことがあります。とても辛そうでした。

熱中症にもデング熱にも効果的なのは、長そで長ズボンの服装です。十分対策すれば不調の原因を避けることができます。

熱中症やデング熱に気をつけなければいけないのは、ベトナム暮らしのデメリットの一つです。

2.「食」事情|ベトナム料理も日本食も豊富

◎◎おいしい食事がたくさんあります。日本食も豊富。

ベトナム暮らしの好きな点は、ベトナム料理も日本食も豊富でおいしい、という点です。

ベトナム料理はパクチーなど香りの強い香草が多く使われています。苦手でなければ、ベトナム料理は多くの日本人の好みに合います。しかもローカルフードはとてもリーズナブルです。

ベトナムではおいしい「ベトナム料理」を味わえるだけでなく、日本と同水準の「和食(日本食)」もたくさんあります。

ハノイやホーチミンなど都市部では、日本と同レベルの和食が楽しめるほか、最近は「焼き鳥」「もつ鍋」「とんこつラーメン」など日本の地方の料理も楽しめるようになりました。レストラン・居酒屋のジャンルもレベルも豊富になっています。

さらに外国の料理も楽しめます。各国から企業が進出していることもあり、インド料理、韓国料理などのレストランがあります。しかも日本で食べるよりリーズナブルです。

日本と同じ(もしかしたら日本以上の)食生活を維持しながら、ベトナム料理や外国の料理も楽しめます。

ベトナムでの暮らしは、おいしい食事がたくさんあるのでテンションが上がります。
食の充実度選択肢の多さは、ベトナムが暮らしやすいと感じる理由です。

▲▲外食するなら食中毒に気をつけましょう!

ベトナム暮らしで心配なのは、気温・湿度が高いため食べ物が腐りやすく食中毒のリスクも高くなることです。

ベトナムの衛生状態は昔よりきれいになってきましたが、まだまだ食べ物の衛生管理をしっかりしていないところがあります。ですから、信頼できるお店で食べることが大切です。自分の鼻と舌で、腐ったものかどうか見分けましょう。

外食するときは、匂いや味がおかしいと思ったら、食べないでくださいそれが食中毒を防ぐコツです。

3.「住環境」|ベトナムなら同じ家賃で日本より贅沢できる

◎◎日本の都市圏の家賃で良い家に住むことができる

ベトナムで暮らすと、日本の都市圏と同じくらいの価格で広くてきれいな家に住めます

日本では、東京23区内で1LDKを借りると月8-12万円します。でもベトナム都市部なら同じくらいのお金で広さ・立地・設備や施設の充実したアパートメントに住むことができます。日本にはあまりないサービスとして、家具、家電付き、週に数回の室内清掃、洗濯サービス。併設のプールやスポーツジムなどがあることろもあります。

これなら家具や家事を気にしなくてもいいですし、仕事や好きなことに集中できます。
もちろん、どんなアパートに住むかによって、サービスは違います。

住環境の快適だと、ベトナム生活も日本と同じように快適に感じるかもしれません。

▲▲自宅トラブルは日常的

自宅トラブルは日常茶飯事です。雨漏りや浸水、停電、ゴキブリやネズミなどです。

ベトナムでは雨漏りや浸水がよくあります。たとえ築浅の高層マンションでも雨漏りすることがあります。スコールが原因のこともあれば、ずさんな工事が原因のこともあります。排水設備の詰まりや満潮の影響で浸水もあります。

ベトナムでは衛生状態が悪いためゴキブリやネズミをよく見ます。家も例外ではなく、ゴキブリのよく出る家とネズミがよく出る家に分かれるようです。高層階はマシですが、以前に住んでいた人や近所の人の衛生状態によってはやはり出ます。

ベトナムでは停電が時々あります(地域により差がある)。発展に伴い増加する電力需要に供給が追いついていません。計画停電の時は、どこでいつ電気が止まるか連絡がありますが、台風や断線によって急に停電することもありますし、半日近く停電することもあります。

意外だったのは、ベトナム人は何時間でも文句を言わずに待つことです。外で近所の人や同僚と話しながら復旧するのを待ちます。変えられないことは受け入れる、そんなベトナム人の姿に魅力を感じることもあります。

4.「買い物」|ベトナムで日本のものが手に入りやすくなった

◎◎日本のものが手に入る。日系コンビニ、スーパー、ショッピングセンターが増えている

ベトナムで暮らす日本人にとって嬉しいことは、日本のものが手に入りやすくなったことです。

日本のものが買えると、海外での暮らしが快適になります。日本から持ってくる必要がなくなり、日本と同じ商品が手に入ります。ベトナムでは、日本のコンビニやスーパー、ショッピングセンターが増えています。日本人の好きな食べ物や飲み物、衣服や日用品、医薬品や化粧品などが売られています。日本の100円ショップもあります。

24時間営業のコンビニ「ファミリーマート」「ミニストップ」「セブンイレブン」が出店しています。その他、衣料品でいえば「ユニクロ」、日用品なら「無印良品」「コーナン」「イオン」、医薬品・化粧品なら「マツモトキヨシ」、100均なら「ダイソー」が都市部で出店しています。

タイプ 日系企業
コンビニ 「ファミリーマート」「ミニストップ」「セブンイレブン」
衣料品店 「ユニクロ」
日用品店 「無印良品」「コーナン」「イオン」
医薬品・化粧品店 「マツモトキヨシ」
100均一店 「ダイソー」

もちろん、日本に比べると値段が高かったり、品数が少なかったり、新商品が手に入らなかったりすることもあります。「ダイソー」は40,000VND(約250円)均一です。しかし日常使用する衣類・日用品については、日本と変わらない環境で買い物ができる感覚です。

日本のものが買えるようになったので、ベトナムでの暮らしが楽しくなりました。

▲▲こだわりのあるものは持ち込もう!

日本のものが手に入るといっても、「なんでも」手に入るという訳ではありません。

日本国内しか販売していない品、こだわりのある品は日本から持ってくる方が良いと思います。ベトナムで買えるかどうかは、ベトナムのネットショッピングで調べると分かります。

例えば、お気に入りの化粧品、こだわり食材などは日本から持ってきた方が安心です。

日本のものが全部買えるわけではありません。自分の好きなものや必要なものは、日本から持ってきましょう。

5.「通信」|ベトナムはインターネット料金が安い

◎◎インターネット料金がリーズナブル

ベトナムで暮らすメリットの一つは、インターネット料金が安いことです。

インターネット料金が安いと、ネットを使うことに気兼ねがありません。家でも外でも、ネットを楽しめます。
家の光通信は約1,000円〜、携帯のデータ通信は約500円〜から使えます。

ベトナムのインターネット速度は日本より遅いですが、世界の平均くらいです。
携帯のデータ通信は4G(LTE)が普通で、速さはまあまあです。

インターネット料金が安いので、ベトナムでの暮らしは負担が少ないです。

▲▲場所や時間帯によってインターネットが繋がらない/繋がりにくいときがある

でも、ベトナムで暮らすデメリットの一つは、インターネットが繋がらないときがあることです。

インターネットが繋がらないと、仕事や勉強に支障が出たり、友達や家族と連絡が取れなくなったりします。ネットを使うことができないのは本当にストレスです。

ベトナムでは、場所や時間帯によってインターネットが繋がらないときがあります。みんながネットを使う時間は、ネットが遅くなります。大雨が降るとネットが切れたり、とても遅くなったりします。

時々、海底ケーブルがサメにかじられてネットが使えなくなることもあります。(2023年12月時点で5つある海底通信ケーブルのうち4つに障害が起きて修理中です。)「そんなにサメがケーブルを喰う??」と失笑するしかありません。(笑いごとではありませんが。)

インターネットが繋がらないときがあるので、ベトナムでの暮らしはストレスになることもあります。

6.「お金」事情|貯金もプチ贅沢もできる

◎◎貯金しながらプチ贅沢もできる

ベトナムで暮らす楽しみの一つは、貯金しながらプチ贅沢もできることです。

貯金ができてプチ贅沢もできると、暮らしにゆとりができます。日本よりも物価が安く、サービスの質が向上しているので、お金を使うことに罪悪感が少なくなります。近年、きれいでサービス水準の高い店舗が増えています。レストラン、カフェ、ホテル、マッサージなどあらゆるサービスがよくなっています。

例えば、食事や遊び、旅行などでプチ贅沢ができます。日常の充実度がアップします。

  • 気軽にオシャレなカフェでゆったりする
  • 家族でいろいろなレストランへ行く
  • 連休は5つ星リゾートでスパを受ける

しかも、日本よりもずっと安い代金です。

ベトナムでの暮らしは物価が安い」けど「質の良いレストランやサービスの増加」しているので、貯金しながらプチ贅沢もできるので快適です。

◎◎自炊して貯金に全集中も可能

貯金に全力を注ぎたい人にとっても、ベトナムでの暮らしは魅力的です。自炊をすればさらにお金を節約できます。

スーパーの食品価格
白米(ベトナムの日本米)5kgあたり700円〜1200円
卵(1パック)約150円
人参(1kg) 約200円
チンゲン菜 1パック400g 約200円
鶏手羽元(100g)約60円

自炊する方にとっても「Simba」、「業務スーパー」、「あくるひ」など日本食材を販売する小売店があるので、日本の食材や和食用調味料も手に入りやすくなっています。

自分で食事を作る回数を増やせば、日本よりもお金をためやすいかもしれません。

7.「交通」事情|タクシー、バイクタクシー、バスが安い

◎◎移動料金が安い。バス、タクシー、LCCも充実

ベトナムが暮らしやすい理由のひとつは、リーズナブルな移動手段が充実しているところです。

バス、タクシー、バイクタクシー「Grab」、LCCなど短距離、遠距離を問わずたくさんの選択肢があり、移動に困ることはありません。ちょっとそこまでランチに行く時は、タクシーやバスが便利です。例えばホーチミンではタクシー初乗り(Mai Linh)20,000VND(約120円)です。自動車がなくても移動に困ることはあまりありません。

移動手段 代金
タクシー初乗り(Mai Linh) 20,000VND(約120円)
バス 5,000〜6,000VND(30〜35円)

さらに、ベトナムは遠距離交通網が充実していて、少し遠くへの旅行も快適です。VietjetなどLCC拡大の恩恵もあり、約1時間と往復1万円程度でリゾートを楽しめます。

ベトナムは中部のダナンやニャチャン、南部のフーコック島など海を楽しめる場所があります。北部のサパや中部のダラットなど山や高原地方も四季折々の風景が楽しめる人気スポットもあります。

リーズナブルな移動手段が充実しているので、ベトナムでの生活や旅行の行動範囲は、日本にいる時より広がるかもしれません。

▲▲歩行者は弱者…

ベトナム暮らしで何より心配なのは交通事情です。交通ルールやマナーが守られていないので、歩行者は自動車やバイクに気をつけなければなりません。

ラッシュ時間には、バイク、自動車、バスにトラックが道路にひしめき合います。歩道を歩いていても、歩道を乗り上げて追い越すバイクがいてとても危険です。横断歩道であっても歩行者は優先されず、歩行者が自動車を避けながら歩かないとクラクションを鳴らされたり、ぶつかりそうになったりします。

歩行中の自動車やバイクの動きに十分気をつけてください。

▲▲バスは乗客が乗り降りするとき止まってくれない?

ベトナムのバスは乗り降りが難しいです。なぜならバスに乗ろうとしてもバスは止まってくれないからです。

まず希望のバスが来たら手を挙げて止めなければいけません。手を挙げなければ止まってくれません。バスは歩道沿いに寄せてはくれますが、しっかり止まってくれません。ジャンプして飛び乗ります。降りる時もバスが完全に止まってくれないので、気をつけなければ降りた瞬間転んでしまいそうになります。(お年寄りの場合、完全に止まって乗り降りするのを待ってくれます。)

バスに乗るときは、乗り降りに十分注意してください。

8.「人間関係」|日本では出会えない友人が見つかる

◎◎孤立しないよう居心地の良いコミュニティを見つける

ベトナムで新鮮なのは、日本では出会えなかった友人が見つかることです。

日本人コミュニティや地元の趣味グループ、ママ友の会、「県人会」や「同年代会」に積極的に参加するとベトナムでの暮らしがもっと快適になります。もちろん在住者同士は地元や年齢が違いますし、在住歴や夫の役職によっても気を遣うこともたびたびあります。

たとえ仕事のためでも、「家族や友達と長期間会えないのが寂しい」というのは、海外生活あるあるです。言語の壁でコミュニティが限定されるため、国内の転勤・移住より孤立しやすい傾向にあります。

海外生活では孤立しがちですが、同じ境遇の人たちと仲良くなると楽しくなります。自分に合ったコミュニティを探して、ベトナムでの人間関係を充実させましょう。

ベトナムは暮らしやすいかー結局は「楽しむかどうか」

ここまで、ベトナムの暮らしの魅力、メリット・デメリット、注意点などを在住者目線で解説しました。

ベトナムの衣:夏服で過ごせる。体調が安定する人も。でも熱中症や熱帯特有の病気もあります。
ベトナムの食:都市部はローカルフードも日本食も豊富です。でも食中毒には気をつけましょう。
ベトナムの住:日本の都市圏の家賃で良い家に住むことができます。でも雨漏り、停電、Gなどのトラブルはつきものです。
ベトナムの通信:場所や時間帯によってインターネットがまだまだ不安定です。
ベトナムのお金:貯金しながらプチ贅沢もできる。自炊すればさらに貯金できます。
ベトナムの交通:移動料金が安い。バス、タクシー、バイクタクシーも充実。旅行も充実しています。でもくれぐれも気をつけて歩きましょう。
ベトナムの人間関係:孤立しないよう居心地の良いコミュニティを見つけましょう。新しい友人が見つかるかも。

以上が、ベトナム暮らしのメリット・デメリットについてのまとめです。ベトナムには良いところも悪いところもありますが、それを楽しめるかどうかは自分次第です。ベトナムでの生活をポジティブに捉えて、素敵な思い出を作りましょう。

この記事が皆さんのお役にたちましたら幸いです。

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